バレーボール、男子は西原が3年ぶり優勝、女子は首里が2年連続V 県高校総体


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 県高校総合体育大会は31日、各地で8競技を行った。バレーボール男子は西原が3年ぶり26度目、女子は首里が2年連続6度目の優勝を決めた。


さえるジャンプサーブ 西原の源河が躍動
 

男子決勝リーグ 西原―首里 第2セット、高い打点からスパイクを決める西原の源河朝陽=31日、那覇市民体育館(又吉康秀撮影)

 男子決勝リーグ2勝同士の最終戦は、西原が粘る首里をはね返し、3年ぶりに全国総体の切符をつかみ取った。2週間前、準優勝した九州大会の経験は大きかった。経験を積んだチームは相手の巧みな攻撃に崩れることなく、終始先行し勝利を引き寄せた。

 レフトポジションでエース対角の安仁屋光葉と浜川宇響が警戒される中、ライトの源河朝陽がポイントゲッターの役割を果たした。本人が「調子が良く止まらなかった」と話すほど次々に得点を奪い、生き生きとコートを跳ねた。

 たたき付ける強烈なスパイクが持ち味だが、第2セットの中盤にはフェイントを絡め、広角に強打を決めるなど硬軟を織り交ぜ落ち着いたプレーも光った。

 回転量のあるジャンプサーブもさえた。全国に向けてサーブから「攻めていく」と今大会から挑戦。線上に決めるなどサーブでも2得点できた。

 源河の活躍に浜川も「安仁屋と源河の負担を減らせるよう頑張りたい」と刺激になった。源河は「今日のような試合ができたら全国でも戦える」とさらに強化を図って、全国8強以上を目指す。

(謝花史哲)