【うるま】料理レシピの検索サイト「クックパッド」にうるま市公式アカウント「うるま市健康支援課のキッチン」がある。市産品を活用した健康レシピを多く紹介している。
同課の管理栄養士のメンバーが5月20日、市健康福祉センターうるみんで、市産品のモズクを使った料理4品を試作した。同課保健指導係の泉川留里子さんは「健康を伝えるツールの一つとして使っている。意外と簡単にできる」とアピールした。
市の公式アカウントは2020年5月の初投稿を皮切りに、これまで231品を公開している。「簡単、楽しく、健康に」をキーワードに、料理のコツや生い立ちを紹介。塩分やカロリーを表示して健康に配慮する。作るのは管理栄養士の資格を持つ同課の5人の職員だ。
うるま市は県産モズクの最大産地だが、コロナ禍の影響で外食産業が低迷したため、今年は販売が伸び悩んでいる。20日はモズクを使った料理を中心に、混ぜ込みご飯や豆腐ハンバーグ、お吸い物、パウンドケーキなどを作った。レシピは今月初旬までに掲載予定だ。
記者がモズク料理を試食すると、塩分が控えめで素材のおいしさを味わえた。ばくばく食べても食後に重たさを感じない、体に効く健康レシピだと感じた。モズクはモズク酢のイメージが強いが、さまざまな料理に活用できるという。これまでのモズクを使ったレシピは8品。ジューシーやどんぶりなど定番以外のメニューもある。
泉川さんは「投稿には、冷凍保存ができ食品ロスをなくすようなレシピも多い。ぜひ作ってみてください」と呼び掛けた。
(古川峻)