県の事務処理の不備によって、国から沖縄振興特別推進交付金(ソフト交付金)の10億円あまりが不交付となった件について、玉城デニー知事は2日の記者会見で「県民の皆さまに大変ご心配をお掛けした。おわび申し上げたい」と陳謝した。
玉城知事は「市町村(事業)に直接影響はしないが、10億円規模という非常に大きな算定違いが生じてしまった。今後、起こることのないよう二重三重のチェックをするよう指示を出している」と説明し、財政の管理体制を強化する考えを示した。
関係者の処分については「今の段階ではまだ検討はしていないが、今後の推移を見ながらどのような対応を取るべきか、しっかり協議をしていきたい」と述べるにとどめた。
(池田哲平)