なぎなた、平安名・泉水(首里)が演技の部V 「これまでで一番」と手応え 県高校総体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県高校総合体育大会は4日、知念高校でなぎなた演技の部が行われ、平安名はな・泉水ほのか(首里)が制した。5日は同会場で試合の部の団体戦、個人戦が行われる。


手応え「これまでで一番」 県内で3大会連続の頂点

 平安名はな・泉水ほのか(首里)が、昨年11月の新人大会、12月のおきでん杯に続き3大会連続の頂点に立った。2人ともプレッシャーを感じつつも、「これまでで一番、互いにつながれた大会だった」と手応えを語った。
 

なぎなた演技決勝 集中した演技を見せる首里の平安名はな(左)と泉水ほのか=4日、与那原町の知念高校体育館(小川昌宏撮影)

 決勝は同じ首里の大木ろまん・栄野川美羽が相手だったが「気にせず自分たちの演技に集中」した。平安名が仕掛け、泉水が応じを務め、重ねてきた練習と互いを信じて4―1の勝利だった。

 今大会に向け、2人でコミュニケーションを密にしながら練習してきた。多くの人に演技を見てもらい、受けた指導を片っ端から吸収した。なぎなたの交わりや間合いなど、客観的に自分たちの演技をよりよくしようと最後までこだわったという。

 泉水は「これまでで一番頑張った。はなにしっかり付いていけた」と安堵(あんど)の表情を見せた。平安名は昨年、先輩と組んだ県総体で優勝したが、全国の決勝で知念のペアに敗れた悔しさがあった。試合を終え共に成長を実感しつつも「練習ほどいい演技はできていない」と課題も挙げた。

 2人で全国での健闘を誓いつつ、5日に控える個人戦と団体戦に気持ちを切り替えた。

(金良孝矢)