脱炭素社会へ連携協定締結 琉銀と沖電


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包括連携協定を結んだ(左から)琉球銀行の川上康取頭取、沖縄電力の本永浩之社長=6日、琉球銀行本店

 琉球銀行(那覇市、川上康頭取)と沖縄電力(那覇市、本永浩之社長)は6日、脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定を結んだ。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)の推進に連携して取り組む。

 琉球銀行本店で締結式を開いた。今後の協力事例として、琉銀が取引先企業から脱炭素に関する相談を受けた場合に、「りゅうぎんSDGs応援サービス」でSDGsの取り組み状況を評価。評価結果に応じて、沖電と協力して最も良い解決策を提供する。

 沖電グループの「かりーるーふ」や「オール電化」など建築物の省エネ性能表示制度を取得した際のローン商品の金利優遇を行うほか、琉銀所有の施設に「うちな~CO2フリーメニュー」の追加導入も検討する。

 川上頭取は「持続的なビジネスモデルの実現に協力していきたい」と述べた。本永社長は「2050年に向けカーボンニュートラルを目指す」と意気込みを語った。 (與那覇智早)