「ショパンの魅力 楽しんで」 ピアニスト、小林愛実さんに聞く、きょう新報ホールで公演


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沖縄初のリサイタルを開催するピアニストの小林愛実さん©Makoto Nakagawa

 ピアニスト小林愛実(あいみ)さんの県内初リサイタルが7日午後7時から、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催される。小林さんはクラシック界最高峰のコンクールの一つ「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」で4位入賞を果たし、世界的な活躍が期待されている。初めての沖縄公演に向けて思いを聞いた。

 ―リサイタルで、シューマン「アラベスクハ長調op.18」、シューベルト「ピアノ・ソナタ第19番D958」、ショパン「24の前奏曲op.28」全曲を演奏する。曲目への思いは。

 「コンクールが終わって前々からシューベルトに取り組んでみたいという気持ちがあった。バランスやつながりがいいと思う三つの作品で構成した。(それぞれが)つながりの深い作品。同時期に生きた作曲家の共通点や相違点を楽しみながら聴いていただけたらうれしい」

 「今回のショパンコンクールの中で『プレリュード』(前奏曲)が一番、心から楽しく演奏することができ、思い出深い作品だ。この1曲を聴くだけで、ショパンの魅力を存分に楽しんでいただけると思う」

 ―沖縄公演に向けてメッセ―ジを。

 「旅行では来たことがあったが、私にとって初めての沖縄公演になり新鮮な気持ちでいっぱい。会場でお会いできるのを楽しみにしている。音楽は瞬間芸術。その瞬間を一緒に共有して楽しめたらいいなと思う」
 (聞き手 田中芳)

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 「小林愛実ピアノ・リサイタル」(主催・琉球新報社)は那覇市泉崎の琉球新報ホールで7日午後7時開演(午後6時開場)。当日券を午後6時から琉球新報社で若干枚販売する。問い合わせは広告事業局(電話)098(865)5255(午前10時~午後5時)。