【東】米空母艦載機のFA18E戦闘攻撃機が沖縄近海で燃料タンクを投棄し、東村の海岸に漂着した問題で、當山全伸東村長は6日、沖縄防衛局を訪れ、小野功雄局長に抗議した。原因究明と安全対策の徹底、米軍と国、関係自治体の情報連絡体制の確立を求める要請書を手渡した。面談は非公開。要請書では「漁船と衝突すると大事故につながる恐れがある」と抗議した。
面談後、本紙などの取材に応じた當山村長によると、連絡体制の確立について小野局長は米軍に申し入れたとして「体制づくりに努力する」と説明した。燃料タンクを投棄した原因についての説明はなかったという。
當山村長は「村が(漂着を)連絡するまで、米軍から情報提供はなかった。被害を受けるのは地元住民だ。連絡体制を早めに構築してほしい」と話した。
(岩切美穂)