第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで4位に入賞した山口県出身のピアニスト、小林愛実さんの沖縄県内初リサイタル(主催・琉球新報社)が7日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催された。ショパンコンクール3次予選で演奏した「24の前奏曲op.28」など、アンコールを含む全6曲を演奏した。華麗な技巧とともに観客の感性を揺さぶるような響きで空間を満たした。
那覇市から訪れた渡口真弓さん(49)は「彼女の演奏は命をかけ、身を削るような(迫力のある)演奏だった」と振り返った。ショパンピアノコンクールの映像を毎日見ているという、娘の絹子さん(14)は「生演奏は映像で見るよりも柔らかい音色だった」と話した。
(田中芳)