新体操、城間(南風原)11位、男子は新垣(南風原)13位 全九州高校体育大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
女子個人 ボールを演技する南風原の城間穂純=12日、沖縄市体育館(小川昌宏撮影)

 全九州高校体育大会の新体操の最終日が12日、沖縄市体育館で行われた。女子個人は16人が出場し、城間穂純(南風原3年)が38.500点で11

 新型コロナの影響で1、2年の時は開催されなかった九州大会。3年の城間穂純(南風原)は出場できる機会をかみしめながら演舞した。全ての演技を終えて会場から拍手を送られると、「うれしかった。感謝しかない」との気持ちでステージを後にした。

 総合11位で終え、やりきった表情だった。得意のフープはダイナミックな曲調に合わせ「強い女性を表現するよう意識」し、力強さを前面に出した。ノーミスで「達成感があった」と振り返る。苦手意識のあるボールは、前半で取り損ねる場面があったが焦らず続きに集中した。その後は投げた後のキャッチも決まり笑顔で締めくくった。

 これまで大きな技が高い得点の傾向だったが、ルール変更で道具の転がしなど表現の部分に重きが移っているという。城間も表現に力を入れた演技に変わったが、嶺井愛監督は「やってきた形を発揮できていた」と手応えを語った。

 小学3年から始めた新体操は、今年で最後にすると決めている城間。全国総体は昨年の34位より上位に行くことを目標とする。「全国総体で最後なので全てを出し切りたい」と奮闘を誓った。
 (金良孝矢)