「クイックパス」を路線バスに導入 中国「銀聯」の非接触決済 琉銀が西表島交通とやんばる急行バスに


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「銀聯カード」の非接触決済「クイックパス」。端末にカードやスマホをかざすだけで運賃を支払うことができる(提供)

 琉球銀行(川上康頭取)は15日、決済を取り扱う中国の国際決済ブランド「銀聯カード」の非接触決済「クイックパス」について、西表島交通(竹富町、玉盛雅治社長)とやんばる急行バス(今帰仁村、宮城勇代表社員)の路線バスでサービスを開始したと発表した。琉銀によると、公共交通機関でのクイックパスの取り扱いは国内初という。

 非接触決済に対応したプラスチックカードやNFC(近距離無線通信)機能付きのスマホで利用することができ、バス車内の端末にかざすだけで運賃を支払える仕組みとなっている。

 琉銀の担当者は「将来のインバウンド(訪日客)に備えることで需要を早期に取り込むことができる。利便性も向上する」と話し、サービスをアピールしている。
 (小波津智也)