沖縄県は16日、10歳未満から90歳以上の1404人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週木曜日と比べ51人増加している。
社会福祉施設内で感染者が発生したため、県対策本部の支援が入っているのは65カ所で、内訳は高齢者施設57カ所、障がい者施設は8カ所。施設内療養者は高齢者施設が240人、障がい者施設が2人となっている。
疫学統計・解析委員会によると、新規感染者の年代別では90代の増加率が高く、主に高齢者施設で感染しているという。宮里義久感染対策統括監は「施設内療養はピーク時の430人から減ったが、まだ半分強の方が入院している」と説明した。
16日の入院患者は249人で県全体の病床使用率は38・7%。圏域別の病床使用率は本島が46・0%、宮古が3・0%、八重山が4・5%だった。
県は同日、宮古島市内の社会福祉施設2カ所で6月10~13日にあったクラスター(感染者集団) 2例を報告した。 米軍関係は80人だった。 (嘉陽拓也)
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