屋那覇島は伊是名島の南西約1キロに位置するクロワッサンのような形をした、平たんで県内最大の無人島。島には天然のヤギやウサギが生息し、透明度の高い海にはタマンやロウニンアジが群れる、釣り人憧れの島の1つ。
14日、大型タマンを狙ってシーランドの米須剛さんと息子の米須啓人さん、同店スタッフの比嘉千浩さんの遠征に同行取材。運天港から午後3時30分のフェリーで伊是名島に渡り、知り合いの漁師の船で屋那覇島に向かった。強風のため目的だったポイントには渡れなかったが、島影になる船長お勧めのポイントに渡った。シガヤーダコを餌に仕掛けを投げ込むと、すぐに60センチほどのムネアカクチビが釣れた。幸先の良いスタートに、大型タマンを期待したが、釣れるのは50~60センチのムネアカクチビで、午前4時15分に60センチのタマンが釣れたのみ。狙いの大型タマンは釣れなかったが、一晩中稲光が走る強風の中、まずまずの釣果に恵まれた。屋那覇島の魅力を知った3人は次回の遠征を計画中。
11日から12日にかけて「G F G沖縄親睦カーエー釣り大会」が開催された。これは開催期間中にウキ釣りで釣れた35センチ以上のカーエー1匹の全長を競うもので、主な結果は次の通り。(敬称略)
▽1位 岸本伸也43.9センチ1.5キロ
▽2位 知名定一 42.2センチ1.5キロ
▽3位 知念栄作 40.4センチ1.46キロ
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)