自慢の白亜のアーケードが…落書き多発のパークアベニュー 関係者が拭き取りや塗り直し追われる 沖縄市


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
スプレー被害を赤いペンキで塗り直して元の姿を回復したポストから郵便物を回収する郵便局職員=12日、沖縄市パークアベニュー

 【沖縄】沖縄市のパークアベニュー商店街周辺で落書きが多発している問題を受けて、関係機関が8日までに、スプレーの吹き付け被害を受けた郵便ポストと公衆電話ボックスを修繕した。円柱の赤いレトロポストは塗り直して黄色のスプレーを消した。ポストは昨年11月に化粧直しをしたばかりだった。電話ボックスのドア1面の赤いスプレーも拭き取られた。

 落書きの多発については報道などを受け、6日に開かれたコザ商店街連合会の定例会で議題に上がり、対応が話し合われた。落書きのほかに不法投棄も散見される。警察などへの通報など事後対策以前に「落書きをさせない環境づくり」に向けて、各加盟商店街で検討することを確認した。

 ポストが被害を受けたパークアベニュー商店街の照屋林正会長は「白亜のアーケードが自慢の通りだけに、落書きは特に目立ち残念で許せない行為。気持ちよく楽しく買い物や散策ができるように、クリーンな環境保全に取り組んでいきたい」と市民の協力も呼び掛けた。
 (岸本健通信員)