在日米軍の環境基準への影響は? 米の有害PFAS基準「厳格化」


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 【東京】在日米軍が環境保全について定める日本環境管理基準(JEGS)は、日米双方の基準のうち厳しい方を採用する。その原則に沿えば、米環境保護庁(EPA)が新たに示した、PFOSとPFOAに関する生涯健康勧告値がJEGSの表記にも影響を与える可能性がある。

 米軍はJEGSを2年ごとに見直しており、2022年は更新時期に当たる。

 最新の20年版は、漏出事故があった際に追跡調査報告書を提出しなければならない値として「PFOS・PFOAが合計で1リットル当たり50ナノグラム含まれている時」と記している。米国の勧告値が当時は同70ナノグラムだったため、より厳しい日本の暫定指針値を踏まえていた。
 (明真南斗)