「沖縄」や「基地」「未来」…参院選立候補2氏の第一声、分析してみると…


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 参院選沖縄選挙区に立候補した現職の伊波洋一氏、古謝玄太氏の2人の第一声を分析すると、重視する訴えや政策の違いが鮮明に表れた。

 国頭村の辺戸岬で第一声を上げた伊波氏は日本復帰への思いや、水道水のPFAS汚染、名護市辺野古の新基地建設など「基地問題」の訴えに多くの時間をかけた。コロナ禍で傷んだ観光などの「経済再生」、母子家庭で育った自身の経験を踏まえた「子どもの貧困」のほか、最低賃金千円以上を目指す公約なども盛り込んだ。

 古謝氏は出馬に至る経歴、コロナや物価高騰といった現状の課題、目指すべき未来像に関する説明に多くの時間を割いた。沖縄の未来に向け、自身がビジョンに掲げる「しなやかで強い経済」(経済振興)、「誰もがチャレンジできる沖縄」(人材育成・雇用)、「皆が笑顔でいられる沖縄」(子育て・福祉)を中心に訴えた。

 また、第一声で最も登場回数の多かった「キーワード」は、2人とも「沖縄」だった。伊波氏は「実現」「県民」「基地」など、古謝氏は「未来」「笑顔」「支援」などの単語が続いた。

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