沖縄コロナ1542人 前週比増


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は23日、10歳未満から100歳以上の1542人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週と同じ曜日と比べて3日連続で増加したのは、大型連休後に感染が拡大した5月14日以来となる。城間敦感染症総務課長は「感染者は1日単位で見れば増加しているが、前週比単位ではかろうじて1以下だ。まだ横ばいという認識だが、注視したい」と述べた。

 入院患者は269人に増え、新型コロナ専用の病床使用率も42・6%とじわじわと増加している。圏域別では本島50・7%、宮古3・0%、八重山6・8%だった。

 院内感染などで県対策本部が支援に入っている社会福祉施設は82カ所で施設内療養者は計214人。高齢者施設74カ所で209人、障がい者施設は8カ所で5人となっている。

 高齢者施設では12人が酸素投与を受けている。県によると社会福祉施設で新たなクラスター(感染者集団)はないものの、施設内感染が散発し続けているという。

 米軍関係の感染は46人だった。 (嘉陽拓也)