オリオンビールが泡盛ハイボール発売へ 酒類業界の活性化狙う


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オリオン泡盛ハイボール

 オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は、泡盛10年古酒を使った「泡盛ハイボール」を7月5日に数量限定で発売する。沖縄の酒文化の象徴でもある泡盛を使った商品を展開することで、県内酒類業界全体を盛り上げるのが狙い。

 どの酒造所でも使えるように「泡盛ハイボール」の名称は商標登録していない。

 古酒を強炭酸で割り商品化した。同社の消費者調査では「とても飲みやすい」「強めの炭酸でさっぱりしている」など高評価だった。

 泡盛の出荷量は17年連続で減少しており、国内への出荷量はピーク時の半分以下に落ち込んでいる。24日に琉球新報社を訪れた村野社長は、沖縄の戦後復興に貢献したオリオンビールの歴史を振り返り「沖縄らしく、おいしい商品ができた。泡盛業界の復興に貢献したい」と語った。

 アルコール度数5%。350ミリリットル缶。オープン価格。全国の量販店、オリオンビールECサイトで販売する。 (玉城江梨子)