宜野湾市長選 野党、仲西氏擁立で調整 来週にも出馬要請


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
仲西春雅氏

 【宜野湾】9月11日投開票の宜野湾市長選に向け、市政野党の候補者選考委員会が、前回市長選にも推した元県高校PTA連合会会長の仲西春雅氏(61)を擁立する方向で調整していることが26日までに分かった。来週中にも正式に出馬を要請する見通し。

 仲西氏は26日、本紙の取材に対し「市民目線で市民と協働して取り組めるならば前向きに検討する」と語った。

 市長選を巡っては、現職の松川正則氏(68)が2期目を目指し出馬表明している。

 仲西氏の出馬が決まれば、前回と同じ顔ぶれで選挙戦が展開される。前回は松川氏が仲西氏に5239票差をつけ初当選した。

 仲西氏は1961年6月生まれ。浦添市出身、宜野湾市志真志在住。興南高卒。2014年5月から県高校PTA連合会会長を2期4年務めた。現在は、「集団自決」(強制集団死)の軍命を歴史教科書に明記するよう活動している「9・29県民大会決議を実現させる会」の会長を務める。

 (新垣若菜)