花火「海炎祭」クラファン1000万円到達 来県できない県外からの支援も 宜野湾で3日に3年ぶりに開催


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琉球海炎祭のクラウドファンディングサイト

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園で7月3日に開催される花火大会「JAL presents 琉球海炎祭2022」に向け、実行委員会が資金造成で募ったクラウドファンディングは、6月26日付で目標の1千万円に到達した。音楽と一緒に夜空を彩る1万発の花火を楽しめる琉球海炎祭の宜野湾市での開催は3年ぶり。

 実行委員会事務局の川尻弘文さんは「コロナ禍で大打撃を受けた観光、イベント、経済の復活を目指している。当日は来られない県外の人からも応援が寄せられている」と喜んだ。

 琉球海炎祭は2004年に始まった。沖縄の観光需要は7~9月が中心だったため、誘客コンテンツ開発のために「日本で一番早い夏の大花火」と銘打って毎年4月に開催し、夏の到来をPRしてきた。だがコロナ禍によって宜野湾市での開催を2年連続で見送っていた。

 今年も4月の開催は見送ったが、7月には宜野湾市制60周年を迎え、今年は沖縄の日本復帰50周年を迎えたこともあり、3年ぶりの宜野湾開催を決めた。
 (島袋良太)