JTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会(旅ホ連、平良朝敬会長)は5日、創立50周年記念シンポジウムを那覇市泉崎の琉球新報ホールで開いた。会員各社や県外の支部などから多くが参加した。
元県知事の稲嶺恵一氏とJTBの山北栄二郎社長が基調講演をした。山北社長はJTBの戦略と沖縄における着地ビジネスの可能性について話した。沖縄観光について「個人旅行、団体旅行ともに、全国的に見ても2019年度比で沖縄は一番戻りが早い。ナイトコンテンツの需要もあるので、夜型の事業もしていきたい」と話した。
全国各地の旅ホ連とJTBグループとの連携による、魅力づくりの成功事例についてのパネルディスカッションも開催した。
平良会長は、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開催した交流会で「この50年間、沖縄の観光をしっかりさせてくれたのがJTB。お互い切磋琢磨できた」と振り返り「(沖縄観光は)これから順調に伸びていくと思う。これからも絆を強くしていきたい」と抱負を語った。
JTB沖縄の杉本健次社長は「コロナ禍はとても大変だったが、やっと大勢で集まれるようになった。この流れを切らさないようにしたい」と話した。
旅ホ連は県内の旅館やホテル174施設で構成している。今年5月にはJTBレキオス会とともに北海道・沖縄交流事業を行った。
(與那覇智早)