【一問一答】再選の伊波氏「平和で基地のない沖縄を目指す」<参院選沖縄選挙区>


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 10日に投開票された参院選沖縄選挙区で再選を果たした伊波洋一氏の記者団との一問一答は次の通り。

 ―当選した喜びを。

 「6年前はオール沖縄絶頂期の中で勝たせてもらったが、今回は岸田政権が乗り込んできた中で勝利することができた。二度と戦争をしない、させないと訴える、沖縄の民意の勝利だ」

 ―大接戦だった。

 「開票作業を見守っていたが心臓に悪く、最後は天に任す思いだったが、終盤に那覇市や各地域で票が開き、勝利の実感を味わえた。各地域での県民の思いが運動として現れた結果だ。県民の民意を盾に選挙戦を制した意味は大きい。屋良建議書にある、平和で基地のない沖縄を目指すとともに、経済や県民生活の回復にも取り組みたい」

 ―民意をどう伝える。

 「6年間で170回以上も委員会質疑したが、政府は沖縄の問題を無視してきた。そこを明らかにしながら、ルール通りに解決していく。沖縄はこれ以上、政府に無視される存在ではないことを今回の選挙結果は示している。沖縄が国際観光都市として自立し、発展していくため、玉城デニー県政の21世紀ビジョン基本計画を国政の場から応援する」