比例代表の県内の政党別得票率は、トップが自民の27.13%で、13年以降4回連続で最多となった。2番目に得票が多かったのは自民と連立政権を組む公明で、14.77%を占めた。
3位は社民の10.99%。今回、社民は政党要件を満たせるかが焦点だった。
県内でも社民の一部が立憲民主に合流したためその影響が注目されたが、その立民(10.51%)を上回る比例票を集め、依然根強い支持があることを印象付けた。
共産は5位で9.37%。維新は初の参院選となった13年の後、比例の得票を落としたが、今回は7.4%を集め、前回から約3.3ポイント増となった。前回存在感を見せたれいわは6.61%だった。
今回政党要件を満たした参政党は県内でも4.65%を獲得し、国民民主(3.71%)よりも多かった。NHK党は3.24%だった。
10日に投開票された参院選沖縄選挙区(改選数1)の市町村別得票数を見ると「オール沖縄」の支援を受けて再選を果たした伊波洋一氏(70)は、41市町村のうち13市町村で、自民新人の古謝玄太氏(38)=公明推薦=の得票数を上回った。2016年の初当選時は26市町村で自民候補より得票が多かったが、今回は半減し、激戦となった。地区ごとの得票数や共同通信などが実施した出口調査を基に支持動向などを探った。(’22参院選取材班)