おおぎみまるごとツーリズム協会 滞在観光で表彰 地域の独自性、貢献度評価


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三線に合わせてカチャーシーを踊り、地域住民と交流するツアー参加者(地域ブランディング研究所提供)

 【大宜味】地域ブランディング研究所(東京都)が着地型滞在プランを提供する事業者を表彰する「第3回アトラクティブジャパンアワード」で19日、NPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会(大宜味村)が、地域の独自性を評価する「地域アイデンティティ賞」を受賞した。

 約400の旅のプランを扱う予約サイト「アトラクティブ ジャパン」に登録する全国の事業者を対象に、地域らしさや持続性、感染症対策などを審査し、最優秀賞と地域アイデンティティ賞、サステナブル賞の3つの賞を選出した。

 おおぎみまるごとツーリズム協会は、民泊やキャンプと農業体験、トレッキング、高齢者から三線などを教わる文化体験を組み合わせた少人数向けプランを提供している。沖縄の集落文化を味わえる点や地域貢献度の高さが講評された。

 受賞を受け、同協会の宮城健隆理事長は「光栄だ。長寿と自然を生かした大宜味ならではの持続可能なツーリズムを目指し、今後は多言語対応も進めたい」と話した。 (岩切美穂)