【名護】名桜大の学生らが企画したトークライブ「沖縄で考える自分づくりと生き方」(同実行委員会主催、東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター共催)が16日午後、名護市の名桜大であり、同研究所を主宰する鳩山由紀夫元首相が出席した。鳩山氏は「異なる価値観を持つ人がどう生きていくかを考えることが大事だ」などと自立や共生の必要性を訴えた。
約90人の学生らが耳を傾け、稲嶺進名護市長や比嘉靖名桜大非常勤講師、「シールズ琉球」メンバーで同大2年の小波津義崇さんも登壇した。
稲嶺市長は「まず一歩踏み出すことが大事。何かが見えてきて、自分の生き方、自分づくりの大きなインパクトが得られる」と語った。
比嘉さんは「大きな政治は小さな日常からせりあがっていくもの。自治を大事にし、異質を認める民主主義を目指さないといけない」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】