普天間飛行場周辺の水質、5カ所で掘削へ 沖縄県がPFAS調査


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 人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)が米軍基地周辺の河川、湧き水などから検出されている問題で、県環境部環境保全課は20日、2022年度の第1回専門家会議を開き、普天間飛行場周辺でのボーリング調査を5カ所で実施することを決めた。早ければ9月にもボーリングに着手し、11月に予定する第2回会議までに結果をまとめる。

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 会議はオンラインで開かれた。県が16年度から実施してきた基地周辺のPFAS汚染調査の概要などが報告され、普天間飛行場下の三つの地下水流域に合わせて上流2カ所、下流3カ所でボーリング調査を実施することが議論された。県は今後、宜野湾市と調整しながら、公有地を中心にボーリング地点を絞り込んでいく。
 (安里周悟)