「通常の診療は困難」沖縄の久米島病院で外来一部制限 コロナ急拡大、医療者の感染も増


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
久米島病院

 【久米島】沖縄県久米島町内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、公立久米島病院(並木宏文病院長)は、20~30日の外来診療を一部制限している。「医療体制が逼迫(ひっぱく)した状況」であることに加え、医療関係者8人が感染や濃厚接触者となり「通常の診療体制を続けることが困難」となっている。

 新患外来は全面中止で、救急外来や発熱外来以外は原則、電話診療で対応する。制限解除は今後の感染状況を見て判断する。

 久米島病院によると、院内にあるコロナ専用の病床は5床で、現在満床に近い状態だという。陽性者の多くは自宅待機しており、訪問看護などで対応している。

 町は20日、町内では1日当たりで過去最多となる31人の陽性が確認されたと発表していた。 (照屋大哲)