沖縄県内市町村の首長、議会議員選挙が集中する2022年の「統一地方選挙」について、25日までに全市町村の日程が確定した。9月に任期満了を迎える議員選挙の28市町村のうち、24の市町村が県知事選と同じ9月11日投開票に決まった。宜野湾市、大宜味村、伊是名村の3市村は首長選挙も同日予定で、史上初の「トリプル選挙」となる。一方、本部町は知事選と町長選のダブル選が想定される。
知事選と統一地方選の日程が重なるのは初めて。県選挙管理委員会は今年3月に市町村選管に対して投票率の向上を図る観点から選挙期日の統一を求める文書を通知した。2018年の統一地方選は無投票だった北大東村をのぞき、25市町村が9月9日投開票で、総定数356に対して425人が立候補した。
今年も7月に入り、県内各地で続々と立候補予定者による事務所開きが行われるなど選挙戦本番に向けた動きが本格化している。今年は立候補予定者の多くが知事選とのセット戦術を展開するとみられ、投票率アップも期待される。
9月11日以外では、竹富町、与那国町、粟国村の2町1村が8月28日、今帰仁村が9月18日、うるま市が10月2日投開票となっている。
(吉田健一まとめ)