サンゴ移植に海上抗議 辺野古、来月まで1週間


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沖縄防衛局が進めるサンゴの移植などに抗議する市民ら=30日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設を巡り、ヘリ基地反対協議会は30日、「辺野古・大浦湾サンゴウィーク」を始めた。辺野古、大浦湾の海上や土砂の搬出作業が続く安和桟橋で、沖縄防衛局が進めているサンゴの移植作業などに抗議する。8月6日まで。

 ヘリ基地反対協がサンゴの移植に対し、連日の抗議行動を実施するのは初めて。30日は、市民ら約30人が抗議船でK8護岸近くの海上を訪れ、「サンゴを殺さないで」と書かれた横断幕などを掲げ、抗議した。陸地では大型車両やクレーンが基地建設関連とみられる作業を実施していた。

 県が防衛局に出していた移植許可を撤回してから30日で、1年となる。参加した中原貴久子さんは県の判断を支持し「多様な生物が生息しているサンゴを基地建設のために破壊するのは許せない。サンゴの素晴らしさも訴えていきたい」と強調した。
 (長嶺晃太朗)