那覇-ソウルの定期便、きょうから再開 ティーウェイ航空 コロナ影響で2週間後に再び運休へ 


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那覇空港(資料写真)

 韓国の格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空が2日、ソウル(仁川)―那覇の定期便を就航させる。那覇空港の国際線は新型コロナウイルス感染症の流行で2020年3月に全便運休して以来、2年4カ月ぶりの入国手続き再開となる。ただ、感染者が増加している影響などから、同社は2週間で計6便を運航した後に再び運休に入る。

 2日の那覇行きの初便には53人が搭乗し、うち観光目的のツアー客が18人となる。その他の搭乗者は商用などで、これまで成田や関空経由だったのが直接沖縄に来る形となる。

 県文化観光スポーツ部観光振興課の大城清剛課長は1日、滞在中に感染者が出た場合の対処法として「感染者は保健所の指示に従い、宿泊療養施設に入る。空きの状況を調整して、しばらくはホテルで延泊することもある」と話した。

 ティーウェイ航空は火曜、木曜、日曜に週3往復で運航する。仁川空港を11時35分に出発し、13時50分に那覇空港に到着。復路は14時50分に那覇を発ち、仁川に戻る。

 政府は6月に訪日外国人観光客の受け入れを再開し、羽田など5空港のみだった国際線の発着空港を那覇空港などにも広げた。外国人観光客は当面、米国や中国、韓国など感染リスクが低い国・地域を対象に、添乗員同行のパッケージツアーに限る。出国前72時間以内の検査での陰性証明を必要とする。

(與那覇智早)