宜野湾市長選、松川、仲西氏の一騎打ちか 告示まで1カ月


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【左から】松川正則氏、仲西春雅氏

 【宜野湾】9月11日投開票の県知事選、統一地方選と同日に実施される宜野湾市長選は9月4日の告示まで1カ月となった。2期目を目指す現職の松川正則氏(68)と「9・29県民大会の会」会長の仲西春雅氏(61)が出馬を表明し、18年の前回選挙と同じ顔触れでの一騎打ちとなる公算だ。最大争点と予想される米軍普天間飛行場の辺野古移設問題では松川氏は容認、仲西氏は反対している。

 松川氏は前回選挙で、知事選に出馬した佐喜真淳前市長からの市政継承を訴えて勝利した。今回は1期4年の評価などが問われる中、西普天間住宅地区の開発や豊富な事業展開の実績を強調し、市政継続を訴える。与党市議団18人とも連携し、同日選挙となる知事選や市議選と連動し、組織的な運動量を生かす。

 辺野古移設反対を掲げる「オール沖縄」の支援を受ける仲西氏は、新基地建設阻止を掲げた伊波洋一氏の参院選での勝利を追い風に、同日選となる知事選に出馬する現職の玉城デニー氏とのセット戦術も見据えながら、支持拡大に奔走する。市民運動などの関わりを前面に打ち出し、現市政への不満票の獲得を図る。
 (新垣若菜)