バレーボール男子の西原が伝統のコンビバレーで相手に的を絞らせず、決勝トーナメント1回戦を突破した。しかし、2回戦は昨年覇者の強豪鎮西(熊本)。第1セットにリードする時間帯もあったが、強い攻めに圧倒され、力負けした。
鎮西には敗れたものの、予選から含め2勝を挙げた。主将の安仁屋光葉は「全国で自分たちのプレーで戦えることが分かったのは収穫だった」と充実感をにじませた。
伊江周二監督も「選手たちはよくやった。コロナ禍でなかなか他県と試合できず経験値が積めない中で、いい勝負をしてくれた。手応えをつかんだと思う」と評価した。
前日に続き、この日も第2セットを取り返されてから、第3セットで修正を図って勝利した。予選で得点源となったライトエースの源河朝陽がマークされる中、レフトの安仁屋や浜川宇響が硬軟を効かせたスパイクを打ってブロックアウトを狙うなど点数を積み上げた。
安仁屋は「粘って粘ってコンビプレーを完成形に近づけたらもっと面白いゲームができる」と断言。
最終決戦の春高バレーに向けて「しっかりチーム力を高めたい」とさらなる成長を目指す。
(謝花史哲)
全国高校総合体育大会「四国総体」第9日は5日、徳島県などで10競技が行われた。バレーボール男子の西原は決勝トーナメント1回戦を突破したが、2回戦で昨年王者の鎮西(熊本)に敗れ、16強入りはならなかった。