宮古と八重山 発展へ県要請 美ぎ島美しゃ市町村会


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照屋義実副知事(中央)に要請書を手交する美ぎ島美しゃ市町村会長の中山義隆石垣市長(左から2人目)=9日、県庁

 宮古・八重山地域の市町村でつくる「美ぎ島美しゃ市町村会」(会長・中山義隆石垣市長)は9日に県庁を訪れ、同地域の課題や振興発展に向けた全31項目を要請した。宛先は玉城デニー知事。

 要請は竹富町の県立八重山病院付属西表西部診療所と医師住宅の建て替えなど、各市町村から23項目の要望が出された。さらに生活基盤の計画的な整備に遅れが生じていることを受けた沖縄振興公共投資交付金(ハード交付金)の確保など、市町村共通の要請事項も8項目が示された。

 要請書を受け取った照屋義実副知事は、離島を支える人材育成やさらなる医療提供体制の構築など「さまざまな課題が残されている」と認識を示した。その上で「要望については関係部局で検討したい」と述べた。

 要請には宮古・八重山地域選出の県議も同席した。同会は赤嶺昇県議会議長にも同様の要請書を提出した。

 (武井悠)