【アメリカ】料理、芸能 バザー好評 北米県人会


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ワシントンDCからこの日に間に合わせて来場した、左から國吉信義会長、増田玲音さんと母赤嶺里奈さんと友人ら。赤嶺さんは準ミス日本になったことがあり、ファッションモデルとして活躍している=4日、ガーデナ市の県人会のパーキング場

 北米沖縄県人会では毎年10月初旬にバザーを開催して会の運営資金の一部に充てている。ことしは4日午前11時から午後4時まで、県人会のパーキング場にブース(テント)を設置した。沖縄料理が好評で大きな売り上げにつながった。

 バザーは会員が持ち寄ったり、会場で料理したものを販売して資金調達するのが習わしだ。サーターアンダギー、チキン・ビーフテリヤキ、ベジタブル・テンプラ、沖縄ソーキソバ、アシティビチなどが主となっている。沖縄料理のみならず、エンターテインメントもまた観客集めの重要な出し物だ。沖縄民謡、舞踊、若いグループによる琉球國祭り太鼓、ハワイアン・ダンス、コーラス、独唱など注目を集めた。
 県人会館が位置するガーデナ市はロサンゼルス郡サウスベイ・エリアと呼ばれ、日系人が多く住んでいる。沖縄文化・芸能と食品は日系人の間で大評判、周辺のアメリカ人も多く駆け付けた。
 2016年にカリフォルニア州議会議員に立候補するアル・ムラツチさんが博子夫人と娘を伴って来場した。ムラツチさんは現在、州の副司法長官。ウエスト・コビナ市長のジェームス・トーマさんと共に、参加者への感謝に加え、県人会主催のバザーやその他のイベントへの協力を呼び掛けた。トーマさんは沖縄生まれで、幼少のころアメリカに家族で移住し、努力して現在の地位にある。(当銘貞夫通信員)