果実風味の泡盛いかが 初心者向け、3種追加発売 忠孝酒造(豊見城市)


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「忠孝 KAORI awamori」

 泡盛メーカーの忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)は21日、フルーティーな香りが楽しめる泡盛セット「忠孝KAORI awamori」(1800円)を販売する。独自の製法で青リンゴ、ラ・フランス、バナナの果物3種類の風味を付け、泡盛初心者でも気軽に飲めるよう、小容量でアルコール度数を抑えている。同社は「泡盛をもっと自由にもっと楽しんでほしい」と新商品をPRしている。

 試験的に7月15日に限定販売し、200セットを完売した。県内外から問い合わせも多数寄せられ、反響を追い風に正式に販売が決まった。

 忠孝酒造によると、観光客らにとって一般的な泡盛のアルコール度数30度は高くて気軽に飲みづらい印象があるという。度数を25度にし、容量を100ミリリットルに設定。楽しく飲み比べられ土産品として気軽に持ち運びができるように工夫した。特性リーフレットを添え、泡盛の特徴を伝え、お勧めの飲み方や相性の良い料理も提案する。

 くぅーすの杜忠孝蔵(豊見城市)や那覇空港に加え、県内酒販店などにも販路を広げる。年間200セットの売り上げを目標に掲げる。

「忠孝 KAORI awamori」の発売をPRする、忠孝酒造企画課の城間雅樹氏=17日、那覇市泉崎の琉球新報社

 忠孝酒造企画課の城間雅樹氏=写真=は「観光客や若者といった初心者だけでなく、愛好家も楽しんでいただけると思う」と話した。問い合わせは(電話)098(850)1257。 (小波津智也)