男子ソフト、読谷がコールド勝ちで3回戦進出 宮平、投打でもり立てる 全国高校総体


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 全国高校総合体育大会・四国総体第24日は20日、四国各地で行われた。男子ソフトボールは高知県立春野総合運動公園で行われ、読谷が初戦の2回戦で白石工(宮城)に11-4の五回コールドで勝利した。エースの宮平永夢が三回まで投げて零封、二回には本塁打を放つなどチームを引っ張った。水球は高知市東部総合運動場くろしおアリーナで行われ、那覇商が金沢市工を19-17で破り、2回戦へ進んだ。愛媛県四国中央伊予三島運動公園体育館で行われた空手男子団体組手の浦添は1回戦で生駒(奈良)に3-1で勝利したが、2回戦で秀明大秀明八千代(千葉)に0-5で敗れた。


 読谷は宮平永夢(ながむ)が投打でチームをもり立てた。ライズ、ドロップを駆使し、三回までを務めて零封。「疲れもなく絶好調」と頼もしかった。打撃では二回、「完璧だった」とうなずくソロ本塁打で打線を活気付けた。
 

2回戦 読谷―白石工(宮城) 2回裏読谷1死、力強いスイングで本塁打を放つ宮平永夢=20日、高知県立春野総合運動公園(大城三太撮影)

 読谷は宮平永夢(ながむ)が投打でチームをもり立てた。ライズ、ドロップを駆使し、三回までを務めて零封。「疲れもなく絶好調」と頼もしかった。打撃では二回、「完璧だった」とうなずくソロ本塁打で打線を活気付けた。

 続く打者の山内偉生(いさき)主将は「宮平に刺激をもらった」と中越えの三塁打で2点目につながる長打を放った。

 触発された打線は三回に一挙5得点とつないで勝利を決定付けた。昨年もレギュラーメンバーとして出場した世名城盛義、仲宗根柊哉(しゅうや)が経験を生かした。

 世名城は無死二、三塁から右越え、仲宗根は2死二、三塁から中越えのそれぞれ2点適時打で結果を残した。世名城は「去年はヒットを打てず、悔しくて練習を積み重ねてここまできた」と成長した姿を見せた。仲宗根は「先輩たちの立ち振る舞いや楽しんでプレーする姿が目に焼き付いている。そんなふうにプレーできれば」と思いを継ぐ。

 次戦は強豪の豊川(愛知)。宮平は「ロースコアの勝負になると思う。しっかり投打で役割を果たしたい」と静かに思いをたぎらせた。

(大城三太)