ソフトボール、読谷が3回戦敗退 先制許し巻き返し届かず 四国総体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
読谷―豊川(愛知) 6回2死二塁、適時打を放つ読谷の世名城盛義=21日、高知県立春野総合運動公園(大城三太撮影)

 全国高校総合体育大会・四国総体第25日は21日、四国各地で行われた。男子ソフトボールは高知県立春野総合運動公園で行い、読谷は3回戦で豊川(愛知)と対戦し、1―3で敗れた。

 読谷は豊川(愛知)の投手を打ち崩せず1―3で無念の3回戦敗退。投打でチームを引っ張ってきた宮平永夢はショックを隠せず「強気に攻めたつもりだけど点を奪われてしまった」と言葉をふり絞った。山内偉生主将は涙をこらえきれず「力を出し切ったとは思う。永夢が抑えてくれたのを打撃陣が支えきれなかった」とうつむいた。

 読谷は二回、先頭打者に三塁打を浴びるなどして先制を許し、暴投や守備の乱れもあって計2点を失った。五回にも長短打で1点を失った。ここから巻き返したかったが、打線はなかなか快音が響かなかった。山内主将は「ライズとドロップを使い分けて球速もあった」と、相手投手に苦しめられたことを明かす。

 それでも六回に相手守備のほころびから1点を返した。2死一塁から代走の根間太朗が二盗を決め、世名城盛義の適時打でホームにかえった。

 江尻強監督は「相手投手が良かった。先制されて慌ててしまった」と振り返る。最後は「選手たちは自主的に練習に取り組み、どんな状況でもあきらめず、はい上がってきた。ここまで一生懸命やってくれた」とたたえた。
 (大城三太)