軽石除去巡り、沖縄県に国支援要請 与那原・西原町長ら


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崎原盛光農水部長(右から2人目)に軽石除去に関する支援を要請する崎原盛秀西原町長(右端)、照屋勉与那原町長(左から2人目)、当真聡組合長(左端)=22日、県庁

 【西原・与那原】西原町の崎原盛秀町長と与那原町の照屋勉町長、与那原・西原町漁業協同組合の当真聡組合長の3者は22日、県庁に崎原盛光農林水産部長を訪ね、県内の海岸や港湾に大量に漂着した軽石の除去に関する支援を要請した。要請では、国の補助が決まる前に海水こし器を漁船に装備した漁協の組合員に、さかのぼって補助金が支給されるよう県から国に働き掛けるよう求めた。

 崎原部長は、さかのぼっての補助金支給は難しいとの認識を示した上で、「遡及(そきゅう)は難しいが別の形で支援したい」と話した。

 当真組合長によると、こし器の装備費用は10万~数十万円程度で、複数の組合員が補助制度ができる前に自前で導入した。 (吉田健一)