10月23日投開票の那覇市長選挙に向け、前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)が24日、那覇市内で記者会見し、立候補を表明した。玉城デニー県政、城間幹子市政を支える「オール沖縄」勢力が出馬要請していた。雄治氏は故翁長雄志前知事(前那覇市長)の次男。「子どもたちが輝く那覇市をつくる。城間市政を継承しながら、子育て世代の代表として私のカラーを出したい」と決意を述べた。
出馬の理由については「私が必要とされていること、政治の世界で5年間やってきたこと、これから目指す那覇と沖縄の未来を考えたとき、自分の仕事を果たし期待に応えたい」と説明した。
争点について「8年間の城間市政をどう評価するか。コロナで傾いた暮らしを立て直していく。子どもから高齢者福祉まで、まちづくりが争点になる」とした上で「辺野古新基地建設問題は那覇市にとっても人ごとではない。一つの争点だ」と述べた。
社大党副書記長の上原快佐(かいざ)那覇市議(42)も会見に同席し、翁長氏の県議辞職に伴い県議補欠選挙に出馬すると表明した。
翁長 雄治氏(おなが・たけはる)1987年7月生まれ、那覇市出身。国際武道大卒。2017年の市議選で初当選。任期途中で20年の県議選に出馬、当選し現在1期目。(伊佐尚記まとめ)