10月23日投開票の那覇市長選で、市政野党の自民党は24日夕、那覇市内で候補者選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)を開き、知念覚副市長(58)の擁立を決定した。国場氏によると、知念氏は選考委員に対し「出馬に向けてしっかり頑張る」と立候補する決意を示したという。
出馬会見などは今後設定する。国場氏は自民から知念氏を推薦し、公明党にも推薦を依頼すると説明した。
国場氏によると、知念氏は31日に副市長を退任した後、自民が知事選で擁立する佐喜真淳氏を「強力に支援する」と述べたという。
市長選候補には知念氏、新垣淑豊県議、西銘啓史郎県議、上里直司市議の4人が挙がっていた。国場氏は「(選考委員へのPRの場で)知念氏は市民第一のあるべき(行政の)姿は自公体制でしかできないという思いがにじみでていた。そこが選考委員の共感を得た」と話した。
知念氏は1963年9月生まれ、那覇市出身。那覇市総務部長、政策統括調整監を経て2015年に副市長に就任。19年に再任された。
(伊佐尚記)