沖縄市出身・松田迅さん「元気の源になる曲に」 INIが3枚目シングル「M」発売


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 2021年11月にデビューした11人組のグローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」が24日、3枚目のシングル「M」を発売した。収録曲の「STRIDE(ストライド)」が一番好きな曲だと語る、メンバーで沖縄市出身の松田迅(じん)は「自分にも勇気をくれる歌詞だ。日常の中で元気の源になれる曲になれたらいいな」とPRする。

 アイエヌアイは韓国のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の視聴者投票で残り、最終回で上位に選出された11人のメンバーで結成した。デビューシングルは、オリコン週間シングルランキング1位を獲得。初週売り上げ50万枚(ハーフミリオン)を超え、デビューシングル初週売り上げ記録で歴代5位を記録。昨年、「第63回輝く!日本レコード大賞」で新人賞を受賞し、今注目を浴びているグループだ。

 松田がアイドルを目指すきっかけとなったのは、高校生の頃にK―POPに出合ったことだ。高校2年生の時に文化祭でK―POPアーティストのカバーダンスを踊った。SNSに投稿すると反響が大きかったという。「味わったことのない経験で、感覚が忘れられなかった。自分のやりたいことはこういうことなんだな(と気づいた)」と振り返る。大学進学を目指して受験勉強に励んでいたが、高校3年生の夏、アイドルになりたいと101のオーディションに挑戦した。デビューが決まった際は家族や友人から励ましや応援の言葉をもらったことが力になったという。

 アイエヌアイは、現地時間19日から21日にかけて米ロサンゼルスで行われた世界最大級の韓国カルチャーフェスティバル「KCON 2022 LA」に出演した。松田は「コロナもあり、海外に行くことができなかったが、(イベントへの出演が)グローバルへの第一歩だと思う」と力を込める。今後の目標は世界的に活躍できる場を増やすことだ。12月には全国4都市を回る初のアリーナツアーを開催する。

 松田は「沖縄でもパフォーマンスができるように僕たちも頑張るので、皆さんも楽しみに待っていてください。いつか絶対会いに行きます」と笑顔で語った。
 (田中芳)

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 アイエヌアイの3枚目のシングル「M」(通常盤)は全6曲収録。税込み1400円。CDとDVDが付いた初回限定盤は、税込み1900円。

 まつだ・じん 2002年、沖縄市生まれ。オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で最終7位に残り、最年少メンバーとして、21年11月にシングル「A」でデビューした。身長171センチ、血液型はB型。特技はロックダンス、工藤新一の物まね。趣味はバスケットボールと漫画を読むこと。LAPONEエンタテインメント所属。

「MINI(ファン)の方たちが僕たちを成長させてくれている」と感謝するINIの松田迅((C)LAPONE ENTERTAINMENT)
INIの3枚目のシングル「M」のジャケット((C)LAPONE ENTERTAINMENT)