【竹富】今年に入り、沖縄県竹富町の島々の海岸で、大量の空の薬きょうが入った金属製の箱が流れ着く事案が2度発生している。町は県や陸上自衛隊などと調整した上で、一般廃棄物として処理する見込みだ。県警八重山署が安全性を確認しているものの、町は「今後、同様の箱を見つけた場合も警察に連絡してほしい」と話している。
町西表島の海岸では5月22日、8ミリ口径の空薬きょう193個が入った金属製の箱が漂着しているのを、住民が見つけて八重山署へ連絡した。また8月14日には小浜島の海岸で、20ミリ口径の空薬きょう142個が入った金属製の箱が見つかった。
いずれの箱も所属を示すような文字や印は施されていなかった。箱の一部にはアルファベットや数字が書かれていた。
町の担当者は「今回見つかった二つの箱はいずれも火薬のない空薬きょうだったが、もしかしたら危険物が入っていた可能性もある。同様の箱を見つけた場合は、手を触れず警察などに連絡してほしい」と話している。
(西銘研志郎)