那覇からやんばる3村へ シャトルバス運行 1日5便、レンタカー不足へ対応 JALJTAセールス


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「やんばるエクスプレス」をPRするJALJTAセールスの吉濱千佳子氏(左)、日本トランスオーシャン航空の安谷屋花枝氏=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

 JALJTAセールス(那覇市、佐々木政茂社長)は、貸し切りバス運行の新報トラスト(豊見城市、川満修社長)と連携し、世界自然遺産登録地域の国頭村、大宜味村、東村を結ぶシャトルバス「やんばるエクスプレス」の運行を22日から開始した。

 県内のレンタカー不足への対応策として、1日5便を運行する。那覇市の県庁前から国頭村の道の駅ゆいゆい国頭へ直行し、その後辺戸岬などを巡る北ルートと、比地大滝や東村ふれあいヒルギ公園などを周る南ルートを自由に周遊できる。

 地域でお金を使ってもらえる仕組みを作ることで、過疎化に悩むやんばる地域の発展を望む。同社が提供する「やんばるの森ネイチャーガイドツアー」へ接続も可能となる。

 JALJTAセールスの吉濱千佳子氏は「美ら海水族館より北にはなかなか行けない。年配の方や免許を持っていない人などに利用してほしい」とPRした。

 価格は大人、子どもともに1人2千円で、3村の対象店舗で利用できる500円分のクーポンがついてくる。県庁前で直接購入できるが、ウェブや電話での事前予約者が優先となる。運行は10月10日までで、火曜日は運休。

(與那覇智早)