台風11号、沖縄地方に31日から接近の恐れ

　気象庁によると、台風11号は29日午前9時には小笠原諸島・父島の東約310キロにあって、1時間に約30キロの速さで西へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。29日夕方から夜のはじめ頃にかけて、小笠原諸島にかなり接近する見込みだ。その後も台風は西へ進み、31日から9月3日にかけて暴風域を伴って沖縄地方へ接近する見込み。勢力も徐々に強まる見通しだ。

　31日以降の進路は定まっておらず、台風の中心が入る確率が70％の範囲を示す予報円は、9月3日時点で屋久島の南から台湾やフィリピン付近までを含む広い範囲となっている。

　気象庁によると太平洋・南鳥島近海で28日午後3時ごろ、熱帯低気圧が台風11号に変わった。