琉球新報社 
9月2日告示、同11日投開票の県議補選（那覇市・南部離島区）の構図が固まりつつある。那覇市長選出馬に伴う翁長雄治氏の辞職により空席となった1議席を巡り、現時点で4氏が立候補を予定する混戦模様だ。大票田の那覇市を選挙区に抱える補選の動向は同日選となる知事選にも影響し、県議会の与野党構成も左右するため、激しい選挙戦が展開されそうだ。
翁長氏辞職に伴い現在の県議会構成は議長を除いて玉城県政与党23、野党・中立23と横一線に並ぶ。
翁長氏の後継として、県政与党の「オール沖縄」の無所属候補として出馬するのは那覇市議の上原快佐氏（42）だ。
県政野党の自民は自営業の下地ななえ氏（42）を擁立する。自民の選考は難航していたが、29日に急転直下で決定した。
一方で「新興勢力」の参政党は、前那覇市議の仲松寛氏（59）を公認した。中立の立場での立候補を表明している。
NPO法人代表の糸数未希氏（49）は与野党双方から擁立論が浮上していたが、独自路線で無所属で立候補する。
（大嶺雅俊）
