沖縄担当相「国として必要と考える所要額」 23年度沖縄関係予算の概算要求に


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報道各社の共同インタビューに答える岡田直樹沖縄担当相=31日、東京

 【東京】岡田直樹沖縄担当相は31日、報道各社の合同インタビューに応じ、沖縄関係予算が2年連続で3千億円を割り込んだ2023年度概算要求に対し「国として必要と考える所要額を要求した」と述べるにとどめ、前任の西銘恒三郎氏がとりまとめた「強い沖縄経済の実現ビジョン」の具体化に取り組む姿勢を強調した。

 22年度に始動した第6次沖縄振興計画について「振興策のさらなる後押し、加速化を図り、沖縄の一層の発展に向けて全力を尽くす」と述べた。

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設が争点となっている県知事選については「政府の立場としても閣僚の立場としても申し上げることは控えたい」とした。辺野古移設の是非についても「所管外」として言及を避け、「防衛省において適切に取り組んでいる」と述べた。自身の政治信条について岸田文雄首相の言葉を引用し「聞く力を大切にしたい」と力を込めた。
 (安里洋輔)