11日投開票の沖縄県議会議員補欠選挙(那覇市・南部離島区、欠員1)が2日告示され、午前8時半の受け付け開始と同時に、届け出順に前那覇市議の上原快佐氏(42)、前那覇市議の仲松寛氏(59)=参政公認、自営業の下地ななえ氏(42)=自民公認、NPO法人代表の糸数未希氏(49)の4氏が届け出た。
玉城デニー県政下での県議会与野党構成が拮抗する中、補選の結果は同日投開票の知事選で選ばれる次期知事の県政運営に影響を与える。
県議補選は、那覇市長選に出馬する翁長雄治氏の県議辞職に伴い実施される。
上原氏と下地氏はそれぞれ知事選に立候補する玉城氏と佐喜真淳氏とのセット戦術を展開する。
仲松氏と糸数氏は、知事選候補者3氏のいずれとも距離を置き、「中立」の立場で選挙戦に臨む。
1日現在の那覇市・南部離島区の選挙人名簿登録者数は26万7553人(男性12万8672人、女性13万8881人)
上原 快佐氏(うえはら・かいざ) 1980年2月生まれ、那覇市出身。明治大卒。2013年に同市議初当選。3期途中で辞職し補選出馬。
仲松 寛氏(なかまつ・ひろし) 1962年11月生まれ、那覇市出身。沖縄大卒。2008年同市議補選で当選、4期務めた。昨年は落選。
下地 ななえ氏(しもじ・ななえ) 1980年7月生まれ、東京都出身。日本大卒。2020年から那覇市内でエステサロンを経営する。
糸数 未希氏(いとかず・みき) 1972年10月生まれ、那覇市出身。早稲田大卒。NPO法人「にじのはしファンド」代表理事。