【動画・台風11号】宜野座で50戸停電 玉城知事「『命を守る行動』を最優先に」 県災害対策本部会議


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
県民や観光客へ「命を守る行ら動を最優先に行って」と呼び掛ける玉城デニー知事=3日午前9時40分ごろ、県庁

 台風11号の接近にともない県は3日午前、3回目の災害対策本部会議を県庁で開いた。玉城デニー知事は「暴風や大雨等への警戒と『命を守る行動』を最優先に行ってほしい」と県民へ呼びかけた。

 県防災危機管理課のまとめによると、3日午前7時現在、人的被害の報告はなく、北大東村の家屋全壊が1件報告されている。避難所は県内3市町村計29カ所で開設され、3世帯4人が避難している。3日の欠航便は石垣と宮古で19便で、1786人に影響がでた。いずれも2日午後3時時点の報告分。

 県によると3日の午前7時25分に宜野座村で50戸が停電し、現在、原因を調査中。北大東村では8月31日の朝方からインターネット通信がつながらなくなり、9月2日午後3時時点でも大部分がつながっていない。固定電話、テレビラジオ放送、携帯電話は利用可能。現在原因を調査中。

 農林水産部からは大東島地方のサトウキビ被害額が約3億6000万円(北大東で1億4000万円、南大東で2億2000万円)と報告があった。