【台風11号】きょう夜、先島に最接近 「線状降水帯」も発生の恐れ 宮古・石垣で計1500戸超が停電(3日午後3時現在)


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
気象庁HPより(3日午後4時現在)

 大型の台風11号は午後3時現在、石垣島の南東約80キロを北に進んでいる。先島地方は3日夜に最接近する見込み。暴風警報や波浪警報、高潮警報が発令されており、沖縄気象台は暴風や高波、高潮に警戒するよう呼び掛けている。沖縄地方で3日午後から4日午前にかけて線状降水帯が発生する恐れがある。とりわけ台風が接近している先島地方で発生する可能性が高く、大雨や災害発生の危険度が急激に高まるとして気象台は警戒を呼びかけている。

 沖縄電力によると、午後4時現在宮古島市で1510戸、石垣市50戸が停電しているが、暴風雨のため対応を見合わせている。

 沖縄本島中南部には大雨注意報や強風注意報などが発表されている。渡名喜村では過去10年間の9月の観測史上最大の1時間あたり64ミリ(午後3時10分)の非常に激しい雨が降った。

 台風の中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心の南東側650キロ以内と北西側560キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。