台風11号、久米島が暴風域に 宮古島、八重山地方は昼過ぎまで暴風警報が続く見込み 沖縄本島へ昼過ぎに接近 各地で線状降水帯の恐れ(9月4日午前9時) 


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4日午前8時現在の台風11号の進路予想図(気象庁のHPより)

 大型で強い台風11号は4日午前、八重山地方や宮古島地方、久米島地方を暴風域に巻き込みながら北上している。与那国島は4日昼前まで、宮古・八重山は昼過ぎまで、久米島は夜遅くまで暴風警報が続く見込みだ。先島地方を注意心に停電被害が出ている。沖縄地方は午前中にかけては、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。台風は昼過ぎにかけて本島地方に接近する見通し。

 気象庁によると、台風は4日午前8時には宮古島の北北西約140キロの海上にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の北東側240キロ以内と南西側165キロ以内では風速25メートル以上の暴風域、中心から半径650キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。