自転車 県出身の成海(鹿屋体大)が女子チームスプリントV 万能の走りで総合1位に貢献 全日本大学対抗


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 自転車の第77回全日本大学対抗選手権は3日までに、鹿児島県の根占自転車競技場でトラック競技が行われ、女子の成海綾香(普天間中―鹿児島・南大隅高―鹿屋体大)がチームスプリントで学連新、大会新となる1分11秒045で優勝した。20キロマディソンでは準優勝、3キロ個人追い抜きで3位入賞し、4種目の総合成績を競うオムニアムは4位に入った。男子チームスプリントでは高良柊也(中城中―鹿児島・南大隅高―鹿屋体大)が準優勝した。


 出場した自転車トラック4種目全てで4位以上の結果を残した成海綾香(鹿屋体大4年)。「オールラウンドに走れるのが強み」とチームの期待に応え、女子トラック総合成績で団体1位に大きく貢献した。「4年間の中ですごくいい走りができたかなと思う」と力を出し切った。
 

チームスプリントで優勝した鹿屋体大の(左から)成海綾香、年見、中西(提供)

 初日に3キロ個人追い抜きで3位に入賞し、2日目のチームスプリントで学連新記録となる1分11秒045で優勝した。スクラッチやポイントレースなど4種目の総合成績を競うオムニアムで4位、3日目はマディソンで準優勝した。

 個人種目では目標の優勝に届かなかったが「練習の成果は出せた」と最終日のロードに向けて気持ちを切り替える。昨年の総合優勝は「感動がすごかった」と振り返り、連覇へ意欲を燃やした。

(謝花史哲)